工場レポ☆コンクリート現場試験
こんにちは!今日は現場でのコンクリートの品質試験中におじゃまします!!
ようやく現場よりミキサー車出動の指示が入りました。いざ出動ーーー!!オーーーーー!!!!!
ミキサー車が現場に到着したら、まず最初に試験用に使う生コンクリートを採取します。スコップで生コンをよく練り混ぜます。
コンクリートに有害な塩分が多く入っていないか、カンタブで塩化物測定です。0.3kg/㎡以下で合格です。そして温度計でコンクリート温度測定です。生コンはナマモノなので、新鮮な食材と同じで適切な温度管理が大切です。暑いと乾いてひび割れ、寒いと生コン内の水分が凍結してしまいます。5℃~35℃の範囲で合格です。エアメーターで空気量測定です。空気が入りすぎると強度不足になり、空気が入っていないとバサバサで施工性が悪くなります。生コン内には自然に出来た空気と混和剤により作られた空気があり、混和剤による空気は連動した揃った空気です。連動した空気はコンクリートの作業性の改善や、ひび割れ防止など耐久性の向上にも役立ちます。JISでは4.5±1.5%が合格範囲です。そして指定した柔らかさのコンクリートであるかどうかを確認するスランプ試験です。スランプコーンに生コンを入れて、それをそのまま垂直に上げるっ!!と・・
あとはどれだけコンクリートが沈んでいったかの沈み量がスランプの値になります。
試験結果がでました。
次は、強度試験のための準備です。コンクリートの強度が実際はどの程度あるかを調べるための圧縮試験用のテストピースを6本取っています。打設後7日目と28日目にそれぞれ3本づつ強度試験を行います。これは昨日採取した分で、現場環境に1日置いてから翌日試験室へ持ち帰り、圧縮強度試験の次工程へと進みます。こうして現場毎に毎日最初に現場試験を行います。そして何事もなかったのごとく、サッサッサッ~と片付けて現場を後にするのでありました・・
なんとも手際のよい名コンビ!!そして現場ではコンクリート打設を待ち構えているのでありました。
つづく・・
いっぷく